満室賃貸経営コンサルタントの小泉です。
今日は『退去の連絡と同時に空室対策を始めましょう!』
というお話をしたいと思います。
契約時の取り決めで、管理会社には通常、退去1ヶ月前に
退室の予告通告があります。
管理会社の担当者から退去予告の報告があったら即、
空室対策の打合せをしていきましょう。
退去通告があった時の確認事項
①間取り図の有無を確認する
前回募集時の図面を不動産会社が持っていないか
確認し、持っていなければ竣工図等を探して
担当者に渡し、新しく作成してもらうと良いです。
今回の募集図面が出来上がったら1枚もらっておき
自分でもストックしておくと便利です。
②近隣ライバル物件の設備や賃料相場の調査をする
前回募集した時より近隣物件の賃料相場は
下がっていないか、設備はどんな物が
ついているか等の調査をしておくと
募集賃料決めやリフォーム工事の内容を
決める時の目安になります。
③他の部屋の賃料とのバランスを確認する
他の部屋の賃料と見比べてバラバラになって
しまっていると後に空室が出た時に調整が大変です。
また、「角部屋だから…」とか、「2階だから…」等
他の入居者から問い合わせが入っても答えられる様な
根拠のある賃料帯にしないといけません。
④作成した募集図面のキャッチコピーや写真等の確認をする
キャッチコピーは今の部屋の置かれている状況と合っているか
写真は古くないか、設備新規交換前の写真のままになっていないか
を確認しましょう。
⑤前回募集をした時のリフォーム工事項目を確認する
前回工事をした時の工事内容や、単価、金額、仕様等が
把握出来ていると、今回やらなくてはいけない箇所やおおよその
金額等がわかり、今回の工事内容と比較も出来ます。
⑥今回はグレードアップ工事をするか否かを検討する。
前回の工事内容や募集した反響状況を踏まえて
今回はグレードアップ工事をするべきか、まだしなくても
大丈夫なのかを検討しましょう。
以上、6項目です。
入居者が退去してからですと空室期間が
増えてしまいますので、退去予告通告があったら
即担当者と打合せをする様にしていきましょうね!
本日のまとめ
『退去通告があった時の確認事項』
①間取り図の有無を確認する
②近隣ライバル物件の設備や賃料相場の調査をする
③他の部屋の賃料とのバランスを確認する
④作成した募集図面のキャッチコピーや写真等の確認をする
⑤前回募集をした時のリフォーム工事項目を確認する
⑥今回はグレードアップ工事をするか否かを検討する。
入居者が退去してからですと空室期間が
増えてしまいますので、退去予告通告があったら
即担当者と打合せをする様にしていきましょう。