満室賃貸経営コンサルタントの小泉です。
今日は『賃貸オーナーのリスクとは?』 というお話をしたいと思います。
賃貸オーナーのリスクと呼ばれるものは 下記の様に6つあります。
賃貸オーナーのリスク
①空室のリスク
いくら利回り計算をしても、入居者が退去してしまい、
空室が続くと返済分の金額は持ち出しとなってしまいます。
②家賃滞納のリスク
悪質な滞納者がいた場合、勝手に追い出すことは出来ません。
明け渡し訴訟という手続きを踏む必要がありますが、
滞納賃料だけでなく訴訟費用と強制執行費用、荷物保管費等で
合計額が100万以上して、尚且つ半年以上かかる訴訟期間中
も家賃は滞納状態のままですので非常に厳しいです。
③金利上昇のリスク
金利が上昇してしまうと月々の返済金額に影響が出てしまいます。
④賃貸管理会社によるリスク
賃貸管理会社の運営方法や、入居者募集の程度によって
費用に差が出てきてしまいます。
⑤家賃下落のリスク
募集をする度に賃料を下げてしまうと 物件の賃料平均額が
下がってしまいます。
⑥費用のリスク
雨漏れによる外壁補修工事であったり、 排水管がボロボロで
交換しなければ いけなくなったりした場合の多額の工事費用
以上6つとなります。
リスクに対する対応策
①空室のリスク に対する対応策
退去後の空室対策はもちろん必要ですが、その前に
更新時の退去防止策や、退去に備えて空室時に
室内写真をとっておいたり前回の工事履歴をまとめておく等、
日頃から即募集に入れる準備体制作りが必要です。
②家賃滞納のリスクに対する対応策
契約時には家賃保証会社利用を必須としたり、
滞納状況は管理会社の担当者任せでなく、あなたもしっかりと
把握をして毎月督促状況の進捗を自ら聞くという姿勢が大切です。
③金利上昇のリスクに対する対応策
大変だとは思いますが、日頃から少しずつ利益を積み立てておく
事が望ましいです。
④賃貸管理会社によるリスクに対する対応策
なんとなくいつもうまくいっていないという事でぼやいてばかり
いるのではなく、自分の依頼している管理会社の良い点・悪い点を
しっかり分析しておく事が大切です。注意や話し合いをして改善
できる問題であれば解決策が見いだせるかもしれません。
⑤家賃下落のリスクに対する対応策
ひと部屋家賃を下げると部屋が空いてしまう毎に家賃を下げる
必要が出てきて、結果的に大きく利回りが下がってしまいます。
空室対策としては家賃を下げる事は最後の策として家賃を下げずに
空室を埋める策を管理会社と話し合いましょう。
⑥費用のリスクに対する対応策
大変だとは思いますが、日頃から少しずつ費用を積み立てておく
事が望ましいです。また、大規模になると思われる修繕工事は
いつ、どの工事を行うのかしっかりと計画を立てて予算通りに
行っていく必要があります。
リスクだけ挙げると悪いイメージですが、
しっかりと対策を立てる事によりある程度
リスク回避する事が出来ますのでご安心下さい。
早いうちから信頼できる専門家に相談をし、
対策を取っておきましょうね!
本日のまとめ
『賃貸オーナーのリスクとは』
①空室のリスク
②家賃滞納のリスク
③金利上昇のリスク
④賃貸管理会社によるリスク
⑤家賃下落のリスク
⑥費用のリスク
しっかりと対策を立てる事によりある程度
リスク回避をする事が出来ます