満室賃貸経営コンサルタントの小泉です。
今日は『生活保護者受け入れのメリット・デメリット』
というお話をしたいと思います。
近年、高齢化社会が進んできていますので、
生活保護を受ける方の入居者層も増えてくるかもしれません。
メリット・デメリットは以下の通りとなります。
生活保護者受け入れのメリット
①滞納リスクが低い
行政機関から直接管理会社に家賃を振り込んでもらう「代理納付制度」を利用したり、
家賃保証会社を利用してもらう事で滞納リスクは軽減する事が
出来ます。
家賃保証会社の費用は生活保護扶助外で自己負担になってしまうので
替わりに大家さんが負担をするケースもある様です。
②退去が少ない為、長期の入居に繋がります。
一度入居してしまうと正当な転居理由が発生しないと
行政機関にも転居が認められないので一般的な
会社員や学生等の入居者より入居期間が長いと思います。
③住宅に困った方々を受け入れるという社会貢献になります。
生活保護者受け入れのデメリット
①特に問題のない方の方が多いのですが、中には薬物依存や
精神疾患があるのを隠して入居する方もいて
近隣の入居者とのトラブルに発展する場合もあります。
②制度の改正で住宅扶助支給額が引き下げになり、
払える家賃が下落するリスクがあります。
③家賃を住宅扶助支給額の範囲となる様に賃料交渉をされる事が多い。
以上の様に、生活保護者の受け入れにはメリット・デメリット
がありますのでよく学んで検討していきましょう!
本日のまとめ
【生活保護者受け入れのメリット】
①滞納リスクが低い 。
②退去が少ない為、長期の入居に繋がります。
③住宅に困った方々を受け入れるという社会貢献になります。
【生活保護者受け入れのデメリット】
①近隣の入居者とのトラブルに発展する場合もあります。
②制度の改正で住宅扶助支給額が引き下げになり、
払える家賃が下落するリスクがあります。
③家賃を住宅扶助支給額の範囲となる様に賃料交渉を
される事が多い。