管理会社とのコミュニケーション術

【空室対策】賃貸物件にも大規模修繕と長期修繕計画が必要です


満室賃貸経営コンサルタントの小泉です。


今日は 『賃貸物件にも大規模修繕と長期修繕計画が必要です』


というお話をしたいと思います。



意外に思われる方も多いかもしれませんが、 分譲マンションとは異なり


賃貸物件は 管理会社が長期修繕計画をしっかりと計画して 実施していく


という事がありません。


管理会社が変わってしまったりという事が 多い為に工事履歴等も残ってないケースが多いです。



外壁や屋根からの雨漏れや老朽化した 配管から漏水等、


突発的なクレームや 事故等の必要に迫られて工事をしていく パターンが多いので、


「古くなってくると 毎月毎月工事ばかりで出費が大変・・・。」


とお嘆きの大家さんもいらっしゃるかと 思います。



大規模修繕工事には「うちはお金がないからまだいいかな」とはいかない


大きく分けて3つの意味があります。


①建物の維持管理

 
・外壁劣化し剥がれて落下、歩行者がケガをした。

・屋上防水が劣化して雨漏れを起こし、入居者の室内が水浸しになってしまった。


・老朽化した給水管、配水管から漏水し、入居者の室内が汚れまみれになってしまった。



等、他にもありますが、建物の劣化や不具合の積み重ねが事故等の大きな損害に発展します。
 
万が一、何か起こった場合は建物所有者の責任となってしまいます。


②資産価値の維持


建物は年月が経つと劣化してきますので、定期的に建物の躯体の


強度や保護機能の回復をしていく必要があります。


・外壁の塗料

・コンクリート


・鉄部


等の劣化を維持していくと共に、


外壁塗装等で色綺麗になるので、


入居者にとって住み心地の向上や


資産価値の向上にも繋がります。

③住環境の向上


建物の年月が経つにつれ、設備等の仕様が現代のものと異なる為


入居者にとってはとても古く感じます。


エントランスや共用部、室内等の設備を新しくしていくという「住環境の向上」は、


時代の流れに取り残されない為にも必要ですし、


入居者の退去抑制や
空室対策にも繋がります。


以上の様に、大規模修繕工事は必要不可欠ですので

長期的に予算を組みながら取り組んでいく長期修繕計画が必要です。



本当の意味で信頼できる管理会社を選ぶ ポイントは、


貸物件の劣化状況を 常に把握し、賃料収入のバランス等を 考慮しながら


必要な大規模修繕を 必要な時期に適正な価格で提案してくれる


管理会社だと思います。



新築時から管理をしていない限り 実際は長期修繕計画の様なものは


立てづらいので難しいですが、


それに準ずる様な提案や的確なアドバイス を


してくれる管理会社だと大家さんとしては うれしいですよね。 



本日のまとめ

『大規模修繕工事の3つの意味』

①建物の維持管理

②資産価値の維持


③住環境の向上

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