満室賃貸経営コンサルタントの小泉です。
今日は『家具家電付き物件で空室対策』という お話をしたいと思います。
単身用物件等で家具家電付きにして募集をする という空室対策があります。
実家から独立して初めて一人暮らしをする方や、
単身赴任の方等には購入費用を安く抑えて入居する 事が出来る為、
非常に喜ばれます。
家具家電付き物件のターゲット層
初めてお部屋を借りる際の初期費用を押さえたい『新入学生』
就職の為に初めて地方から上京してきた『新社会人』
自宅は既にあるが単身赴任等で飛び回る『転勤族の方』
マンスリーマンションより安く借りたい『法人契約の企業』
等が主なターゲット層となります。
家具家電付き物件の設備とする商品
・照明器具
・冷蔵庫
・テレビ
・ガスコンロ
・電子レンジ
・洗濯機
・テーブル
等が一般的です。
壁紙をアクセントクロスにして併せて IKEAの家具等とコーディネート
すれば 一つのお部屋のコンセプトとなり、 大きな
アピールポイントとなりますし、 募集用のお洒落な写真が撮れますね。
家具家電付き物件導入に関しての注意点
①設備として募集する為、あまりにも古かったり、汚かったり、
壊れやすかったりするとかえってマイナスイメージとなります。
特に洗濯機等は不衛生ですと何の意味もありませんので、
全て新品とは言えませんが、可能な限り綺麗な物を揃えましょう。
②設備として購入するとまとまった費用が掛かってしまいます。
その費用は月々の家賃に上乗せして回収する形が望ましいです。
入居者ターゲット層が『新入学生であれば4年』、『新社会人であれば2年』、
『転勤族や法人契約向けであれば1年』で回収出来る様に
購入費用を月数で割った金額を家賃に上乗せしていく方法もあります。
以上の様にうまく利用すれば効果の出やすい空室対策となりますが、
入居者ターゲットをあらかじめ決めておき、
購入にも時間がかかるので早めの対策が必要です。
仲介会社や管理会社の担当者と事前にしっかりと打ち合わせておきましょう。
また、家電量販店で購入する際、型落ち商品にしたり、
購入時期をオフシーズンにしたり、セットで買うから値引き交渉等色々
工夫をする事によって安く購入できる事もありますので工夫してみましょうね!
本日のまとめ
家具家電付き物件での空室対策は入居者ターゲットをあらかじめ
決めておき、早めの対策が必要です。
仲介会社や管理会社の担当者と事前にしっかりと
打ち合わせておきましょう!