満室賃貸経営コンサルタントの小泉です。
よく不動産賃貸仲介会社の担当者に
「このままでは恐らく反響がないので まず家賃を下げましょう!」
と言われて、言われるままに下げて いませんか?
家賃は一度下げてしまうと今後 物件全体の賃料平均が下がってしまい
再度上げていくのはとても大変です。
そこで、本日は
『フリーレントを効果的に使う』という方法をご説明致します。
フリーレントとは?
入居者の契約時の賃料を1ヶ月~3ヶ月程度無料とする
契約形態の事を言います。
賃料を下げたくない投資物件のオーナー様には有効な手段と言えます。
フリーレントのメリット
・入居時の初期費用を軽減してあげるという入居促進効果があります。
・賃料発生を遅くしたい入居希望者へ 「フリーレント」を使う事で賃料
発生を早くする事が出来、契約前の キャンセルを防止する効果があります。
・賃料を下げてほしいという交渉を受けた時に、
「フリーレント」を活用すると、家賃を下げずに済む場合もあります。
・値下げした募集賃料をHPで見た既存入居者からの
「不公平だからこちらの家賃も下げて欲しい」と言うクレームが入る事がありません。
フリーレント利用時の注意点
・フリーレント期間を終了してすぐに退去されると大損失ですので、
一定期間内での解約に関しては違約金やフリーレント期間相当分の
賃料支払いを特約条項に入れる様にしましょう。
フリーレントを利用して募集する際には、
フリーレント分の賃料金額÷24ヶ月分と
月に賃料を下げる分とを比較すると
どちらが得策なのかを計算する事が出来ますので、
営業担当者を通じて、賃料減額希望の入居希望者に対して
フリーレントを利用する様に説明を上手くしてもらいましょうね!
本日のまとめ
『フリーレントを効果的に使う』
フリーレントはメリットが多く
不動産投資オーナー様には有効な手段ですが、
短期解約防止策として一定期間内解約の違約金条項を
特約に入れるようにしましょう!