満室賃貸経営コンサルタントの小泉です。
今日は 『不動産仲介会社・管理会社とのコミュニケーション構築術』
というお話をしたいと思います。
不動産会社はどんな物件から決めていくかご存知ですか?
不動産会社は毎日たくさんの物件を仲介・管理しており、
入居させやすい物件や、担当者や仲介店舗に多く接触をしてくる
大家さんの物件から決めていきます。
その為には、日頃からの関係性が重要となってきます。
仲介会社・管理会社と良好な関係を築く為の「4つのポイント」
1.日頃からこまめにコミュニケーションをとる
まずは、仲介会社、管理会社の全スタッフに保有物件のオーナーであることを
認識してもらう事が大切です。
①週に1回は2~3分程で良いので、担当者宛に電話をし、
募集状況や相談事等を聞いてみる
②月に1回位は管理物件を見に行き、その帰りに手土産等を持って
仲介店舗・管理会社を訪問をする
出来るだけスタッフ全員と名刺交換をして印象付ける様にしましょう。
そして、必ず店長にも挨拶をし、日頃の感謝を述べながら
募集状況や相談事等を共有します。
注意点としましては、どちらも長時間の電話や滞在は禁物です。
2.迅速に決断をする
緊急性を要する設備対応やクレーム対応の際、大家さんの迅速な
決断が求められます。
緊急を要するのに必ず見積書を事前に送らないといけなかったり、
数社から見積もりを取らないといけなかったりすると対応に
時間がかかる為、入居者の怒りを鎮めるのに管理会社は苦労します。
入居者は不満が募り退去に繋がり、仲介会社や管理会社の担当者も
対応するのがとても嫌になってしまいます。
常に入居者や間に入っている仲介・管理会社の方々の事を優先して
即断即決を心掛ける様にしましょう。
3.常に連絡がつきやすい状況にしておく
緊急性の高い設備故障対応やクレーム対応、申込時の賃貸条件交渉等で
オーナー様にその場で連絡を取りたい場面は結構あります。
申込時の条件交渉等は特にオーナー様の承諾がないと勝手に判断出来ない為、
連絡がつかないとそこで成約の機会を失ってしまいます。
日中は会社勤めのサラリーマン大家さんであっても、必ず携帯電話の
番号や携帯のメール、LINE等を担当者に教えておく様にしましょう。
4.裁量権を持たせる範囲をあらかじめ決めておく
サラリーマン大家さんの場合、どうしても連絡がつかない場合もあると思います。
その為に日頃から仲介会社や管理会社に以下の範囲内で裁量権を持たせて
あげると喜ばれます。
①家賃の下げ幅や条件軽減の幅をいくらまでと決めておく
②緊急性の高い工事はいくらまでなら管理会社の判断に任せると決めておく
③緊急性の高いクレームは事後報告になってしまっても承諾をする
以上4つのポイントに注力していくと、仲介会社や管理会社の担当者は
常にあなたの物件を優先的に考えてくれる様になってきます。
日頃からのコミュニケーションは空室対策に欠かせませんので
日々心掛けていきましょう!
本日のまとめ
不動産仲介会社・管理会社と良好な関係を築く為の「4つのポイント」
1.日頃からこまめにコミュニケーションをとる
2.迅速に決断をする
3.常に連絡がつきやすい状況にしておく
4.裁量権を持たせる範囲をあらかじめ決めておく