満室賃貸経営コンサルタントの小泉です。
空室対策としてリフォーム工事を行ったのに、
全く満室になる事がなくて困ってしまった経験はありませんか?
今日は『リフォーム工事の典型的な失敗例』
というお話をしたいと思います。
典型的な失敗例
全体のバランスを考えずに、大家さんが建築費を抑えて一番汚れている
部分や設備のみを工事してしまうケースです。
リフォームした部分は新品同様に綺麗になりますが、
逆にリフォームをしていない場所が目立ってしまい
アンバランスな印象のみを与えてしまいます。
グレードアップのみの工事であれば項目を削っても構いませんが、
全体のバランスを考えてのプランである場合、その部分の工事項目は
削るべきではありません。
残念な工事の具体例
ここで、残念な工事の具体例を少し挙げてみます。
・キッチンセット部分のみ最新の商品に交換をしたが、
その周りはそのままの状態。
・和室を洋間化するといったはずが、畳をCFにしただけで
収納や壁紙等は和室のままの状態。
もっとお客様目線になる
失敗をする多くの大家さんが、「自分の物件の部屋の古い状態から
綺麗になったらすぐに入居者が決まるはずだ!」
と考えがちです。
また、近隣の空室だらけの古いアパートと比べて自慢をしたりしがちですが、
実際はお部屋探しのお客様はもっと良い状態のお部屋と比較をするので
全体の印象が良くないと勝負にならないのです。
変に費用を削ってしまったばかりに半年間空室になってしまったら
全く意味がありません。
「自分だったらこんな感じのお部屋に住みたい」という感じで
もっとお客様目線になってリフォームを検討しましょう。
最も失敗しにくいリフォームプラン
最も失敗しにくいリフォームプランとしては、
①仲介会社や管理会社に意見をもらいながら
理想的な入居者のペルソナ像を設定する。
②古くなっている設備や工事個所を確認する。
③ペルソナ像に沿った、且つコストを抑えたリフォームプランを作成する。
④仲介会社や管理会社のスタッフも一緒にプランを見てもらい検討する。
以上となります。
項目を削っていい工事と駄目な工事がありますので
仲介会社や管理会社の営業担当者にもよく相談をして工事に
取り掛かりましょう!
本日のまとめ
項目を削っていい工事と駄目な工事があります。
仲介会社や管理会社の営業担当者にもよく相談をして
残念な工事とならない様に注意しましょう!