満室賃貸経営コンサルタントの小泉です。
一言で「空室の状態」と言っても 冷静に原因を分析している
大家さんは 多くありません。
問題をひとつひとつクリアしていく事が満室経営への近道です。
今日は『空室が増える6つの原因とは』
というお話をしたいと思います。
目次
①築年数が経ち建物が老朽化している
・外壁に亀裂が入っている。
・外壁の亀裂が原因で雨漏れがする。
・外壁の色が褪せて変色している。
・鉄部が錆て一部朽ちてきていている。
等の状態です。
見るからに危なくて汚い物件には住みたくないですよね。
⇒専門業者に見てもらい外壁補修・防水工事・外壁塗装・鉄部塗装等
の工事を行う事が必要です。
②設備が古い又は時代遅れである
・玄関チャイムである。
・エアコンの温度が変わらない。
・お湯の温度が一定しない。
・キッチンセットが傷んでいる。
・洗面台が古くて傷んでいる。
等の状態です。
⇒入居者が入れ替わるタイミングで設備を新しくしたり、
表面に化粧シートを貼る、リノベーション工事を行う等が必要です。
③建物の管理状態が悪い
・共用廊下が汚れている。
・各所にクモの巣がはっている。
・雑草が各所に生えっぱなし。
・ゴミ置き場が未回収・放置ゴミで常に乱雑な状態。
・放置自転車で溢れている。
等の状態です。
⇒・管理会社の定期巡回サービスでの報告をしっかりチェックする
・日常清掃を取り入れるたり、強化する
等の行動が必要です。
④相場より家賃が高い
相場賃料からズレている事に気づかず、ただ悩んでいる方がいます。
全て不動産仲介会社任せにせず、募集中は特に定期的に
自分でも不動産ポータルサイトで調査してみる
様にしましょう。
それと同時に、不動産仲介会社にも相場賃料や募集条件等の調査と、
物件掲載状況やお客様にご紹介した時の
リアクション等を定期的に報告してもらう様にしましょう。
⑤仲介会社と良い関係が築けていない為、積極的に募集されない
・担当者に連絡をするといつも不在で折り返しの連絡もない。
・こちらから聞かないと報連相が全くない。
・お金のかかる提案ばかりしてきて話に根拠が感じられない。
・担当者からの電話もしばらくない。
⇒担当者とのコミュニケーションが不足しています。
満室はどちらかだけの頑張りでは実現しません。
両者一丸となって『満室チーム』作りが必要です。
『仲介会社・管理会社との良好な関係の築き方』を至急学びましょう。
⑥大家さんの決断や行動が消極的である
・「検討したいので少し時間を欲しい」といってもう1ヶ月経ってしまっている。
・「それはあなたたちの責任じゃないのか?」等、担当者に
責任転嫁をしてきて自分は考えようとしない。
・奥様や、息子様、お父様等、周りの人の意見を聞きすぎて
決断出来なくなってしまっている。
⇒仲介会社や管理会社の担当者はベストな機会を見て提案をしてきている
はずですので、決断は即断即決を心掛けるべきです。
機会を逃してしまうと担当者もトーンダウンしてしまい、
忘れ去られてしまいます。
常に高い意識で積極的に仲介店舗に接していきましょう。
以上6つです。
①②は工夫や資金が必要ですが、 あとの③~⑥はすぐに
何とか出来そうですよね。
今日から頑張ってクリアしていきましょう!
本日のまとめ
『空室が増える6つの原因』
①築年数が経ち建物が老朽化している
②設備が古い又は時代遅れである
③建物の管理状態が悪い
④相場より家賃が高い
⑤仲介会社と良い関係が築けていない為、積極的に募集されない
⑥大家さんの決断や行動が消極的である